ホワイトホワイトの石井院長が、審美歯科治療を成功させるための考え方やポイントに焦点をあてた記事を発信しています。審美歯科治療の種類やメニューなどではなく、一歩つっこんだチェアサイドの現実的な感覚、治療する側される側、双方の参考にしてください。
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差し歯の色はどうあわせるのか。

カテゴリ:セラミック治療, ホワイトニング 

特に前歯を差し歯にする場合、審美的な要因として大切なことの一つに色があります。差し歯の色をあわせる場合、まず、正中を中心として線対称に色をあわせていきます。たとえば、右上の2番を差し歯にする場合反対側の左上の2番を参考にします。ただ、基準となる左上の2番が治療後の変色や虫歯などであまりきれいではない場合は正中の1番を参考にバランスをとっていきます。

色だけではなく、歯並びや形も基本的に左右線対称を目標としますが、基準となる歯に問題がある場合、特に歯並びやローテーションなどで形や位置がきれいでない場合はわざわざ差し歯の形や位置を悪くするのではなく、半分程度改善した状態で造ります。歯並びも改善し、左右のバランスも自然に見えるラインを狙います。031
本数として1番難しいのは複数ではなく、1本であわせる場合です。色、かたち、質感、透明感、グラデーションともに完全にぴったりあわないと一体感がでてきません。そのために角度と照明の強さを変えながらデジタルでデーターを複数撮り、パソコンの画面いっぱいまで一本の歯を拡大した状態を参考にしながら技工士が築盛していきます。44-1 44-2

逆に治療本数が増えるほど色や形に自由度がでてきます、たとえば、前歯4本で差し歯にするならもとの歯より白めにしあげることが可能です、3番めの歯が色が濃い場合が多いので、これを逆に利用して、2番と1番を白めに仕上げるのです。ただしこの場合も必ず左右線対称にします。

もうひとつ白く仕上げる方法として、周りの歯のホワイトニングがあります。差し歯の色合わせのまえにオフィスホワイトニングを行いその後必ずホームホワイトニングで白さを定着させ、色が落ち着いたのを色を測るコンピューターで確認してから差し歯のかたちどりをするのです。ホワイトニングの方法がよくなかったりデーターを測定しなかったりすると、差し歯を技工所で造る間にホワイトニングした歯の白さが変化してしまい、できあがった差し歯と色があわなくなるので要注意です。
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また、完成したセラミックはいったん仮着けして普段の生活のなかで確認し最終的に本着するのが理想的です。その場ではいいと思っても、意外と違和感がでることもあるので修正する可能性も考えておくことも必要です。