ホワイトホワイトの石井院長が、審美歯科治療を成功させるための考え方やポイントに焦点をあてた記事を発信しています。審美歯科治療の種類やメニューなどではなく、一歩つっこんだチェアサイドの現実的な感覚、治療する側される側、双方の参考にしてください。
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前歯のブラックマージンを治すには。

カテゴリ:セラミック治療 

今回はブラックマージンについて、歯科治療の現状と審美的な視点からお話しします。

ブラックマージンに悩んで来院される方の多くは、治療時間もお金もしっかりかけて最初の治療を受けています。
それなのに悩みが解決しない理由は何故なのでしょうか。

ブラックマージン2
ある女性のお話です。小学校高学年の頃、校庭で誤ってこけてしまい前歯2本が折れてしまいました。こう言った事故の場合神経が出てたりするので、担当された先生は痛みをとるためになんとか治療してくださったのだと思います。しかし保険の適応内で治療でやらなければいけないため、経済的な面から使える資材が限られます。その女性は大きくなってから前歯のブラックマージンに悩むこととなりました。

ほかの病院で治療を終えたばかりや東京から遠い場所に住んでいるにもかかわらず、わざわざホワイトホワイトに来院してくださる方も多いです。

そして、その半分以上の方がブラックマージンに悩んで来院されるのが現状です。

もちろん前の先生の治療が悪いわけではありません。このような問題が起こるのは、元来の「医療を目的とした歯科治療」と、現代社会において要求される「審美的な歯科治療」にギャップが生まれているからだと私は考えています。

ここで、もう少し詳しくブラックマージンについてお話しします。
ブラックマージンの原因は主に3つあります。
1つは、かぶさってるものの内側が金属である場合。
2つ目に、中の土台がグレー系の金属(ゴールドではないシルバーなど)の場合。
3つ目に、歯茎のラインより0.5mm内側に削ってあたかも本物の歯が生えてるように見せる必要があるのに、歯茎の上までしか削ってない場合です。

ブラックマージン12
審美的に最も理想的な治療方法は、中の土台は白いグラスファイバーを使い、歯茎の内側0.5mmまでけずり、オールセラミッククラウンをかぶせることです。

しかしブラックマージンになっている歯を直す場合、どの症例においてもこれらをすればいいというわけではありません。やはり、その方の歯の状態に合わせた治療が大切です。

すでに深くまで削られていたり、歯の根っこが薄くなるところまで削られていた場合、これ以上削ると根っこが割れてしまう恐れがあり危険です。

ですので、まずはレントゲン写真を撮影し、すでにはいってる土台を太さ深さを確認します。また、歯の根っこがどれくらい残っているのか、金属の硬さはどのくらいかを検査してどの選択が一番合っているのか判断するのが大切です。

ただただ金属を外すことだけ考えているとインプラントかブリッジしか選択肢がなくなってしまいます。
メリットとリスクの両方を考えたうえで治療を選ぶことが重要です。