ホワイトホワイトの石井院長が、審美歯科治療を成功させるための考え方やポイントに焦点をあてた記事を発信しています。審美歯科治療の種類やメニューなどではなく、一歩つっこんだチェアサイドの現実的な感覚、治療する側される側、双方の参考にしてください。
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審美歯科選びで外せない5つのポイント

カテゴリ:セラミック治療 

今回は審美歯科を選ぶ際に絶対見ておくべきポイントを5つ紹介します。

1.保険診療なのか、自費診療なのか

この二つを比べる際には3つの視点が重要だと思います。

視点(1)ドクターの考え方

保険診療とは、国が定めている基準で、全国どの病院でも標準的な治療が受けられるような診療です。そのため保険診療の審美歯科のドクターは国が示す標準の治療に対応することができればよいというスタンスで働いています。

一方自費診療には審美的側面が込められています。つまり、医学的許容範囲の中で最大限患者様の要望を受け止めそれを実現させるという考え方です。

そのため、同じ要望に対して標準的な治療しか施すことができない保険医療に対して、自費診療の審美歯科ではドクターの方から歩み寄って話を聞くことができます。

 

視点(2)機材や使用する材料の質

セラミックを例に比べてみましょう。

保険医療の審美歯科では昔ながら使われている、粉と液を調合してくっつけるタイプのセメントを使用します。こういったセメントでも、確かに低コストで基本的な治療をすることはできます。しかし、何年かするとセメントが口の中で溶け出し、技工物と歯の空いた空間に水分が入り込んで虫歯になってしまう危険性があります。この状態を二次カリエスといいます。

自費診療の審美歯科では、全く違った材料を使います。まずは、精密なシリコンの印象材を使い丁寧に形どりをします。そこでよく見極めをして大丈夫だと判断したらセラミックと歯をセットします。セットに使うものは基本的なセメントではなく、光に反応するセメントを使い技工物と歯を科学反応させて一体化する、最新の技術を用いています。これにより、技工物と歯の間に空間ができる心配は無くなります。

 

理由(3)技工士の技術力

保険医療の審美歯科では主に金属を専門に扱う機材や材料、技術者がいます。自費診療の審美歯科では、審美歯科治療で使う専門のセラミックを扱うための技術者がいます。日ごろからセラミックの扱いに慣れているため仕上がりにも差が出ます。

 

2.仮歯が丁寧に作られているか

もし仮歯が下手なら、最終的にセラミックもうまく作れません。仮歯は、歯の状態をシミュレーションして体験できるチャンスだと考えます。なので、出っ張り具合や、長さ、歯軸のかたむき、中心線、色などを患者さんの目でしっかり確認してもらえるよう、仮歯をつくるのがうまい審美歯科は安心できます。特に歯の色は、目が慣れるまでに時間がかかります。ですので当院では目を慣れさせる工夫として、最終的にW2をつける人でも仮歯の段階ではW1に近い色をつけてもらうようにしています。

 

3.仮歯の状態で模型を作ってくれるか

審美歯科で仮歯が付いている状態で模型を作るのは、現状の口の中を再現するために必要なプロセスです。そして、もう一つ大切なのはその模型を技術者にも見せて情報提供しているかどうかです。仮歯の模型は患者さんの希望を技術者に伝えるのに有効な手段です。歯型の実物を技術者に郵送して見てもらうことで、望んでいる形や噛み合わせなどの情報を確実に伝えることができます。この一手間をかけるかどうかで、圧倒的に仕上がりに差が出ます。

 

4.医師が技術者に情報提供していること

特に患者さんの口腔写真を送っているかどうかがポイントです。写真のデータを送るのは当たり前のことだと思うかもしれませんが、保健医療ではやらない場合がほとんどです。デジタルデータで口の中の写真を送ることで、技術者はPC画面上で画面いっぱいに画像を伸ばして細部まで確認したり、歯の色にグラデーションを入れたり、歯に透明感をつけたりすることができます。こういった作業をするためにも写真は必要なため当方の審美歯科では必ず情報を共有しています。

 

5.顔全体の写真も撮っているか

隣り合っている歯同士が綺麗にあっていても顔全体のバランスと合っていなければ意味がありません。顔全体の写真を技術者が見れるようにすることで、歯を全体に合わせる意識が持てます。また撮られ方にも何パターンかあるとさらに安心ですね。